二八会 第28回 昭和15年卒
平成27年6月14日(日)、JR環状線桃谷駅前「がんこ寿司」で、総会を開催した。参加者は6名であった。一同健在を喜び合った。戦争や政治の話は避けて、孫や曾孫の話で盛り上がった。
最近の新聞紙上に取り上げている住宅問題には、各人卓見があるように見受けられたが、家庭では不満がないようで、深刻な話は出なかった。
70年の苦難を克服してきた生活は次の世代に譲って、老後の生活を楽しんでいる天商マンの集いは、平和そのものであった。会合の3時間は短かった。この余韻を残して、来年同時期にこの場所での会合を約して帰路に就いた。会合の前後、往復に当たってはちょうど雨が止んでおり、天候には恵まれた。開会前の店先での記念撮影、散会後の挨拶を朗らかに交わしている時、スクランブル信号の待ち時間が長いのに拘わらず、駅前の通行人が吾々老人を眺めている目は温かかった。
(辻本 勇 記)
平成26年6月16日(月)今年度の「天商二八会総会」をあべのハルカスで賑わう「がんこ寿司ルシアス店」で開催。写真の7名が参集した。
開宴後、大井君から同窓会理事会での内容について報告があった。
この1年間の物故者は土井、松井、竹内の3君で竹内君は案内状の返信で判明した。
我々は他界する人も段々多くなり淋しい限りである。同窓会費も第29回まで免除となっているが、心ある人は同窓会費並みの金額を「賛助会費」として納入されているので、今後とも「賛助会費」として協力して頂ければ幸いである。
懐かしい人々の話題は、軍歴、戦後の話題が多かったが、我々がこれまで長生き出来たことを感謝していた。
「二八会」の今後についての意見では当面
東京オリンピックを目標に、健康に留意し、次回も総会を5月に桃谷駅前の「がんこ」で開くことに一致してお開きとなった。
写真 後列 浅井、領木、久保
前列 大井、柴谷、辻本、西尾
(久保 武雄 記)
平成25年6月21日「二八会総会」を「がんこ寿司」桃谷店で開催。写真の7名が参集した。この1年間に物故された津田、江畑、山添、細川、菅野、宮南の6君の冥福を祈り黙祷を捧げた。
出欠返信ハガキで欠席者の近況を知ることができたが、その中で2月8日に亡くなった菅野君の娘様の亡父を看取った手紙に心を打たれた。
開宴後大井君から6月14日に開かれた「同窓会理事会」の内容についての説明があった。
この折の資料に「24年度の期別会費・賛助会費収入一覧表」が掲載されていたが、第28期は会費18,000円、賛助会費2,000円となっていた。
90歳以上の期は会費免除とされているのが徹底しなかった結果で、今後は会費納入は不要となり、その代り賛助会費に力を入れて頂くことが望ましくなるのをご理解願いたい。
また昨年11月に1泊旅行、信貴山観光ホテル( 6名参加)を実施したが、今秋も企画を希望する声もあり、お互いの健勝を祈ってお開きとなった。
写真 後列 辻本、大井、久保、柴谷
前列 浅井、西尾、領木
(久保 武雄記)
母校百周年記念事業を終え、大阪ビジネスフロンティア高校(OBF)の新発足を機に、平成24年4月6日に「二八会総会」をがんこ寿司桃谷店で開催。
同期の生存者32名となり、遠方や外出困難のため出席できない旧友が多い中、写真の7名が元気な顔を見せた。
病気、健康、家庭の話などのほか、教育、時局、政治談議にまで及び、我等が戦時下、国家のために尽くしたという貴重な体験をして、戦後生き抜いたことを誇りにすべきだと結論に達した。
校歌、応援歌の合唱でお開き後、有志は懐かしい勝山通りの校門から7階建の新校舎を見上げ、設備の羨望と、その活用如何にかかることを願った。
年々の老化に負けず、天商出身者としての誇りをもって、「二八会」の存続を約して散会。
写真 後列 岩渕、西尾、辻本、米谷
前列 浅井、大井、久保
(久保 武雄 記)
平成23年度「二八会」総会を、東日本大震災を気にしながら4月5日、母校近くの「がんこ寿司」桃谷店で開催。
出席者は浅井、大井、久保、米谷、竹内、辻本、西尾、領木の8君が元気な顔を見せてくれた。この1年間の物故者は山久保、桑田、藤原の3君で、黙祷を捧げた。
欠席者の返信ハガキによると、病気中3、体調不良2、介護2、所用2、元気1という近況であった。
大井君から新校名の由来、新校舎の建設状況、100周年事業募金や同窓会費(熊本の隅田君の5千円、療病中の井上君の4千円を含む)が目標を達成し、今後も28期が達成期リストの先頭を切って行こうと誓い合った。
来年の二八会総会までの間、秋にでも再会したいとの要望が多く出て、お互いの健勝を祈ってお開きとなった。
写真 前列 辻本 西尾 浅井 竹内
後列 久保 領木 米谷 大井
(久保 武雄 記)
平成22年度「二八会」総会を4月23日、母校近くの「がんこ寿司」桃谷店で開催。
出席者は浅井、大井、久保、米谷、柴谷、
竹内、西尾の7名で、欠席者の近況ハガキ、
写真を回覧した。
竹内君の音頭で乾杯の後、一同意気軒昂、
軍隊や天商時代の思い出話に花を咲かせた。
大井君が21年度の同窓会費、百周年記念事業募金の納入について、28期は諸兄のご協力により目標額を達成した旨報告があり、また久保から『天商百年史』への28期関係の投稿件数について説明があった。
この1年間の物故者は、前田(美)、中島、須山、鞆、光久の5君で黙祷を捧げた。
我々は来春までに満88歳に達するので、体調不良の級友を含めて共に米寿を祝いたいと希っている。それまで健康第一とし、元気に再会を約してお開きとなった。
(久保 武雄 記)
平成21年度「二八会」総会を3月10日(火)母校『天商会館』で開催。11時30分に
写真の11名が集合。先ず前回以降の物故者(芦名、伊藤、竹中)3君の冥福を祈り、黙祷を捧げたのち、大井君から天商創立100周年記念事業や三校統合について説明があった。
正午から辻本君の発声で乾杯。食事をしながら4月5日の「天商百年誌座談会」久保出席のシナリオの項目について、各自から在校時の体験談をお聞きした。
記念事業募金については、20年前の80周年の時に、浅井・竹内の両幹事が募金のpushに尽力された苦心談があった。
天商時代の思い出の品々や写真等の提出締切日が本年末となっているので、10月頃に持ち寄って頂く会合を設ける事になった。
例年世話役の井上君が病気のため、今回は大井・久保に一任されたが、大井君が大活躍の上、娘様(高校29回)にお手伝い頂き有難い次第であった。
(久保 武雄 記)
2008
平成20年度「天商二八会」総会を3月11日(火)三井ガーデンホテル淀屋橋で開催。
出席者は写真の9名で、遠路参加の岩渕君 負傷回復の別所君の顔が見えたのは頼もしかった。
11時半開宴、井上君の司会で昨年来の物故者(清水、中邑、室下、渡瀬) 4君の冥福を祈って黙祷を捧げた。折りしも当日は故村井君の三回忌に当たり、東京で9日(日)に行なわれた法要に新居、津田、山下、松井君が参列された由。
次に大井君から「天商校歌制定100周年の記念碑除幕式」や、平成24年に開校予定のスーパー商業高校が天商の現在地に建設されることに決まったことなど報告があった。
食事を摂りながらの各自トークで、既に第一線を譲っておられる方が多い中、現役時代や後継者、子弟の話、税金の話、軍人恩給不適格者に対する政府の感謝の動きなど、午後3時の終宴まで話が尽きなかった。
(久保 武雄 記)
写真左から
後列 領木、別所、岩渕、浅井、辻本
前列 井上、久保、大井、藤原、
2007
平成19年度「天商二八会」総会を3月10日(土)船場『うを清』で開催。
故村井徳三兄の1周忌の3月11日に合わしたかったが、同店が日曜休業のため前日の開催となった。
(東京では3月11日に新居、津田両君が村井家の1周忌法要に参加された由)
出席者は写真の9名で(昨年は12名出席)
席上、東京の新居君が大阪商大同窓会誌『有恒会報』に寄稿した追悼文「故村井徳三兄を悼む」を回覧して故人の遺徳を偲んだ。
大井君からは母校が「スーパー商業高校となり、商学部や経営学部を持つ大学と提携して7年間の一貫教育を行い、高校3年間を前期課程と位置づけ、準エスカレーター式の進学を認める」という新聞記事が紹介された。
しかし「10年以内の開校を目標」という大阪市教委の計画だが、我々の生きている内には実現を見ることは難しそうに思われる。
そこで、当面「米寿を目指して元気で行こう」ということで次回の再会を約すと共に、病気や外出困難な旧友の安泰・回復を祈ってお開きとなった。
なお、同窓会会費の28期達成目標は4万円となっていますのでどうぞよろしく。
(久保 武雄 記)
写真左から
後列 久保、浅井、岩渕、竹内、井上、
前列 辻本、藤原、大井、西尾、
2006
昨年8月の木下君に続いて、今村、多田、佐伯の諸君が亡くなり、残り少ない人生を感じさせられた。その中にあって、平成18年度二八会総会を2月28日(火)三井ガーデンホテル大阪で開催。元気な12名が参集した。席上、東西同期生の融和のため合同クラス会を企画、主催された東京の村井徳三君から「今年は病気中のため東西合同会を催すことが出来なくなった」旨が伝えられ、同氏の快復を祈るばかりであった。しかし残念ながら親身の加療も空しく本年3月11日に永眠されま し た 。 同氏は戦後、日本交易営団に奉職、その後独立し明邦商事(株)を創業、米国スキル社の日本総代理店として電動工具の輸入販売に尽力する外、西独に単身出張、先進木工機械の輸入に活躍した。また米国センコ社の空圧工具エアガンを導入、ツーバイフォー工法による木造住宅工期短縮に革命をもたらした。 更に米国ハートコ社の空圧クリップを自動車、ベッド業界に提供し、日本、ベトナム、インドネシア3工場での現地生産直販体制で飛躍的発展を遂げ、(株)メイホウテックの代表取締役会長として率先指導に当たっていた。 氏は常に市場の動向を研究し、世界30数ヵ国へ渡航して営業活動の醍醐味を体得すると共に次々と新しい得意先を開拓、東西万里往かんかなの天商精神を発揮した。 故人の49日忌を前に関西でも4月26日船場「うを清」に有志12名が集まり「村井徳三氏を偲ぶ会」を催した。
平 成 16 年 10 月、東 西 合 同 ク ラ ス 会
白 馬 に て 。 後 列 中 央 が 村 井 君
( 久 保 武 雄 記 )
2005
平成17年度「天商二八会」総会を2月21日、三井ガーデンホテル大阪で開催。12名が集まり今後の世話役に井上、久保、同窓会理事に大井、藤原、久保を選び、年1回以上集まりを持つと共に、東西合同クラス会の窓口となることを決めた。
28期同窓生の東京進出組は人数が少ない上、加齢と共に病気や物故者も出るので、何とか東西合同で残り少ない人生を共に楽しみたいと村井兄から提案され、同氏の企画と尽力により、東西合同会が次のように行われた。
平成15年10月:伊豆堂ヶ島ニュー銀水で開催、修善寺から伊豆半島を巡遊。(参加者、東6名、西12名)
平成16年10月:松本駅に集合して白馬東急ホテルに宿泊。翌日は栂池自然園に登り紅葉を満喫。(参加者、東5名、西8名)
平成17年4月:近鉄難波駅に集合、大和八木駅から室生寺、長谷寺を訪ね、奈良高円山ホテルに一泊、翌日は浄瑠璃寺、法華寺、秋篠寺を巡り、再会を約して近鉄奈良駅で解散となった。(参加者:○東村井、新居、津田、山下、松井、○西浅井、井上、岩渕、大井、木下、久保、辻本、西尾、藤原、別所、領木、渡瀬の諸君) (久保 記)
2002
平成14年4月22日(月)午後4時お互いの傘寿を祝うべく、村井・新居両氏のご尽力により、関東地区在住の同期の桜が久し振りに箱根のパレスホテルに集合した。
出席者は大阪から特別参加の久保武雄君を加えて8名(2名欠席)だった。
本格的なリゾートホテルで、着くとすぐ室内大浴場や露天風呂で日頃の疲れを流して、ホテル自慢の豪華な料理をいただく。
卒業以来早や60年余、様々な人生経験の持ち主が集まると、昔話に花が咲いて、時の過ぎるのも忘れた。
在学中、習字でしぼられた狸こと栗原先生、バカッタレと罵声を張り上げて英語を指導していただいた豆さんこと前田先生などの面影が脳裏を駆け巡る。
翌日は10時すぎに解散する。足腰も弱って早々に家路につく友あれば、年を忘れて桃源台まで散策して遊覧船に乗り、観光を楽しむ友もあった。
幸い好天気に恵まれ、真っ白に雪を被った富士山が、あたかも我々の傘寿を祝うかのごとく英姿をみせてくれてうれしかった。
(津田 保雄 記)