同窓会会長(高14回)
山田庸男
新型コロナウイルスの感染も鎮静化し、ようやく日常生活を取り戻し、同窓会行事もコロナ前の状態に戻りました。私も、6月3日京滋支部、6月4日は東京支部の会合に参加し、元気な会員諸氏と歓談の機会あり楽しいひと時を過ごしてきました。しかし、平成24年4月に大阪ビジネスフロンティア高等学校(OBF高)が設立してはや11年を迎え、「天商」としての卒業生が途絶えて10年となりました。
思い起こせば、平成23年11月12日に中之島中央公会堂で100周年記念事業が盛大に行われたのを機に、大西会長から翌24年の総会で、会長職のバトンタッチを受け11年目を迎え、私も今年は傘寿となりました。監事、副会長から数えると30年近く天商の役員会の一員を務めることになり、新しく次の世代にバトンタッチをする時期を迎えていることを実感するに至り、この度理事会の議を得て辻正夫(高20回)副会長にバトンを引き継ぐことになりました。辻副会長はみのり税理士法人の創業者で税理士業以外にも経営者としても辣腕を振るっておられ、商業学校にふさわしい能力と見識を兼ね備えられています。私も安心してバトンを繋ぎ辻体制で新しい同窓会活動が始まることに大いに期待をしております。
私は、会長就任後2つの活動目標を立てました。
1つ目は、同窓会として新会員の加入がなく毎年確実に高齢化する中で、若手会員が関心を抱くイベントを開催して、同窓会活動に関心を抱く若手の掘り起こしです。それについては、新たに活性化委員会を設置し、新たに毎年春に大阪城外の「梅見会」を定例化し、また毎年12月には「「天商フエスタ」をOBF高多目的ホールで開催することで今や定例行事となりました。この開催には、大井委員長を始めとする委員や有志の多大の協力の結果ではありますが、引き続きの開催を期待しております。
2つ目は、OBF高校同窓会との連携であります。OBF同窓会は、コロナ禍の2年前に発足し、毎年同窓会総会には、役員を招待していましたが、今年は東京支部の総会にも2名のOBF卒業生が参加してくれました。まだ、提携とは程遠い関係ですが、まずは一粒の種を蒔けたことに感動を覚えております。
同窓会への思い出は尽きないところではありますが、先達の歩みのうえにつつがなく会長職を務められたことに、同窓各位に深く感謝すると共に次の新しい活動に大いなる期待を寄せて感謝のご挨拶と致します。皆様、ありがとうございました。
大阪府立大阪ビジネスフロンティア高等学校 校長
塩 見 暢 朗
天商同窓会の皆さま方には、ますますご健勝のこととお喜び申しあげます。また、平素は本校の教育活動にご支援ご協力いただきありがとうございます。
新型コロナ感染症について、本年5月より感染症法の分類が変更になり、学校行事を始めとするさまざまな教育活動が通常に戻りました。6月には「OBF祭体育の祭典」が大雨の前後1日間だけの奇跡的な晴天に恵まれ、これまでの保護者の入場制限も撤廃し、生徒が元気に頑張っている姿を観覧いただけました。また、海外交流事業についても天商時代からの姉妹校である「マリボロー高校」へ3月にホームステイが復活し、新たにオンライン交流をして関係を深めていたブリスベンにある「セント・アンドリュース・ルーサラン・カレッジ」の生徒を6月に本校で受け入れ、逆に7月にはホームステイが予定されています。グローバルビジネス科の柱の一つである国際交流も一層のバージョンアップをさせていければと考えております。天商同窓会からは国際交流事業について特段のご支援をいただいておりますことに、この場をお借りして感謝申しあげます。
さて、この3月に9期生が卒業し、4月には12期生が入学してまいりました。9期生は在学中3年間ずっとコロナの中での学校生活でしたが、検定試験や進路、部活動など多方面で見事な成果を残してくれました。今年の10期生も後に続いてくれたらと願っております。今後さらに流動化する変化の激しい時代を彼らがしっかりと生き抜いていくために、このOBFで過ごした3年間が如何に充実したものとなるかが重要になってきます。どんなことにも一生懸命に取り組めるバランスのとれた人格形成をめざして教職員一丸となって、生徒の夢の実現に向けしっかりサポートしてまいります。
結びに、本校の更なる発展のため、眼前の諸課題に対し、学校が一丸となって取り組んでいけるよう精いっぱい頑張ってまいります。
同窓会の皆さま方におかれましては、天商の継承校であるOBFのさらなる発展には皆さま方のご支援とご協力が不可欠でございます。今後、同窓会役員の皆さま方との連携をより密にし、同窓会と学校が手を携えて、OBFの明るい未来を切り拓いてまいりたいと考えております。どうか一層のお力添えを賜りますよう切にお願い申しあげます。
同窓会副会長(高20回)
辻 正夫
去る6月22日に開催された理事会で、山田会長が10年の節目を迎えたとのことで辞意を表明され、私が推挙され選出されました。今年度の総会で承認の手続きが諮られることとなりました。
私は平成29年の総会が当番期で、高44回と一緒に幹事をさせていただきました。これを縁に翌年から山田会長や根津副会長の推挙により、副会長をさせていただいております。
この間、山田会長の指導力と、何より強い愛校心には頭が下がる思いで来ましたので、私が後任を引き受けることには不安と至らなさを感じるばかりです。しかし、総会で承認されれば、卒業式の折に抱いた母校での充実した3年間への感謝を土台にして、大役を担いたいと思います。
随分遠い昔の思い出ですが、卒業式の日には、多くの良い仲間との出会い、たくさん気づかされたこと、甘くてほろ苦い出来事…を思い浮かべていました。
100年の伝統ある母校も東商、市商と三商統合して大阪ビジネスフロンティア高等学校(略称OBF)となって、早や10年が過ぎました。昨年末の同校の10周年記念行事に参加しましたが、「東西万里」「進取偉大」の精神が脈々と継承されている感を強く持ちました。OBF同窓会との連携は地道に進んでおり、この流れを強くするにはどんな努力が必要か思案する時に来ています。
そして、最も大切なことは、同窓生の高齢化が進む中にあって、60歳代までの同窓生の参加者の増加を図り、同窓会の持続化を図る努力が求められていることです。かけ声ではなくて、具体的にどうするかを役員一同と理事が知恵を出し合って探っていきたいと思います。
私は、本町で税理士業を営む他、縁あって数社の代表をし、ライフワークである、公益社団法人JEO-子供に均等な機会を-の理事長をしております。JEOでは児童養護施設のサポートや子供食堂をしています。
微力ではございますが、どうかよろしくお願いいたします。